レディースチェックとは?
当院では、女性特有の病気や妊娠・出産に影響のある病気に
かかっていないかを調べる婦人科の検診を行っています。(ブライダルチェックと同様)
主に、子宮や卵巣の疾患の有無を調べたり、妊娠の障害になるようなホルモンの異常を調べる検査、性感染症検査などがあります。
どなたでも受診できる検査です
ご自身の病気や身体の状態を事前に把握して、早期に治療などの対応をする事が目的の検査です。
将来妊娠を考えている女性だけではなく、ご年齢や結婚の有無、パートナーの有無に関係なく、どなたでも検査を受けていただくことができます。
思春期以降、妊娠可能な年齢のすべての女性に必要なものです。
検査項目
●貧血検査
●肝機能検査
●腎機能検査
●脂質検査
●肝炎ウイルス検査(HBS抗原・HCV抗体)
●風疹ウイルス検査(風疹抗体)
[オプション]
●甲状腺検査
●ホルモン検査
●腫瘍マーカー
●クラミジア
●淋菌
●梅毒
●エイズ
超音波検査
●子宮がん検診
●超音波検査(子宮・卵巣チェック)
※検査項目の中からご希望の検査のみお選びいただくことも可能です。
検査内容
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❶ 血液検査の内容
●貧血検査貧血とは、血液中の赤血球の中にある、ヘモグロビンの濃度が低くなった状態をいいます。この状態では、酸素の供給が十分にできない状態となり、立ちくらみ、頭痛、肌荒れ、むくみなどの症状があらわれます。また、妊娠中に貧血があると低体重児出産や死産のリスクが増えるという報告もあります。そのため、妊娠前からチェックし、適切な治療やバランスのよい食事をしっかりとりましょう。
●肝機能検査肝臓の働きや状態を調べる検査です。肝臓では、肝臓や胆管(胆汁を出す器官)に接するよう血管が張りめぐらされているため、肝臓や胆管で問題が起きるとそれによって生じた物質が血液に漏れ出し、血液検査の結果に影響を及ぼすことがあります。
●腎機能検査腎臓の病気の有無や腎臓のはたらきが正常であるかを調べる検査のことをいいます。腎臓は“沈黙の臓器”といわれ、かなり悪化しないと自覚症状が出てこないため、定期的な検査を受けることが大切です。
●脂質検査総コレステロールで動脈硬化の進み具合を調べ、中性脂肪で糖尿病や肝障害等の可能性をみます。またHDLコレステロールで脂質異常症や動脈硬化等の病気の有無を調べます。
●B型・C型 肝炎ウイルス検査B型肝炎とは、B型肝炎ウイルスに感染することで肝炎を発症する病気です。肝炎になると肝臓の働きが悪くなります。C型肝炎とは、C型肝炎ウイルスに感染することで肝炎を発症する病気です。感染経路はB型肝炎と同様に主に血液からですが、性交渉や出産時に母親から赤ちゃんへも感染します。ほとんど症状がなく、感染しても気がつきません。しかし20年から30年の長い経過で肝炎→肝硬変→肝がんへ進む可能性があります。母親が感染している場合の赤ちゃんへの感染は4~6%といわれています。
●風疹ウイルス検査風疹ウイルスに抗体のない妊娠20週までの妊婦が感染すると、胎盤を通してお腹の赤ちゃんに感染し、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなります。先天性風疹症候群の主な症状は、白内障、先天性心疾患、難聴ですが、他にも低出生体重、黄疸、進行性風疹全脳炎、糖尿病、などがみられる場合もあります。
血液検査での以下の3項目は
オプション となります●甲状腺検査甲状腺ホルモンに関する病気は20代から見つかります。甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎてもいけません。どちらの場合にも月経不順や不妊、流産の原因となります。また、胎児の発育にも甲状腺ホルモンが関与しているため、妊娠を考えている方には必要な検査です。(2項目:TSH、F-T4)
●ホルモン検査血中のホルモン量を調べることで子宮・卵巣の機能不全や排卵障害などがわかり、最適な治療を進めていくことが可能です。
(5項目:FSH、E2、LH、プロジェステロン、プロラクチン)●腫瘍マーカー女性特有の卵巣がん、子宮体がんの進行例、子宮内膜症などで高い陽性率を示すCA125、CA19-9と、乳がんの補助的診断を目的としたCEAの3種類の腫瘍マーカーを測定します。
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❷ 性感染症検査の内容
●クラミジアクラミジアとは、クラミジア・トラコマティスという細菌が感染して起こる性感染症です。性交渉で感染しますが、自覚症状が乏しく症状の感じないままでも子宮頸管や骨盤内に炎症がおこり、子宮外妊娠、不妊、流産・早産の原因となります。
●淋菌淋菌とは、淋菌による性交渉によって感染する感染症です。女性では、感染しても症状のない場合が多く、気がつかない間に子宮頸管や骨盤内に炎症がおこり不妊症の原因になります。また、出産時に感染をしている場合は、産道で赤ちゃんに感染し、12時間から48時間で新生児結膜炎が起こります。
●梅毒梅毒とは、性行為などを通じてトレポレーマ・パリダムが体内に侵入することで引き起こされる感染症のひとつです。
●HIV(エイズ)HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことです。感染後に治療をしないまま経過するとエイズを発症するウイルスです。また、性交渉だけでなく、妊娠中や出産時、母乳によって赤ちゃんにも感染します。あらかじめ、感染が分かっている場合には、・薬を服用する・帝王切開で出産をする・母乳を与えないことで感染率を1%以下に抑えることができるため、出産をあきらめる必要はありません。
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❸ 子宮がん検診・
超音波検査の内容●子宮がん検診20代、30代の女性が患うがんの中で最も多いのが子宮頸がんです。子宮頸部(子宮の入り口)をこすって細胞を採取し、がん細胞やがんになる前の異形成の細胞の有無を顕微鏡で調べます。妊娠中に子宮を健康に保つことができるか確認する上で必須の検査です。子宮体がん検診(子宮奥部分)をご希望の方は追加料金が発生します。
✳︎体がん検診は、妊娠中の方は受けられません。※鹿児島市にお住まいの方で
『いきいき受診券』をお持ちの方は必ずお持ち下さい。●超音波検査(子宮・卵巣チェック)膣の中にプローブとよばれる細長い器具を挿入し、子宮や卵巣をエコー画像として表示する検査です。婦人科疾患を自覚症状のない段階で見つけることが可能です。以下のような不妊症につながる婦人科疾患を自覚症状のない段階で見つけることができます。・子宮筋腫 ・子宮内膜症 ・子宮の先天的な形態異常 ・多嚢胞性卵巣症候群
レディースチェック
金額一覧表
(税込み)
レディースチェック
15,800円~
❶ 血液検査
検査項目 | 項目別金額 | セット料金 | |
---|---|---|---|
貧血検査 | 4,000円 | 9,000円 | |
肝機能検査 | |||
腎機能検査 | |||
脂質検査 | |||
肝炎ウイルス検査 | HBs抗原(定性) | 1,500円 | |
HCV抗体 | 1,500円 | ||
風疹ウイルス検査 | 風疹抗体 | 2,000円(※1) | |
甲状腺検査* | 2,100円(セット時 2,000円) | 8,800円 | |
ホルモン検査* | 4,000円(セット時 3,800円) | ||
腫瘍マーカー* | 3,000円 |
* = オプションです。
※1) 鹿児島県内に住民登録があり、一度も風疹抗体検査を受けたことのない挙児希望の方は、鹿児島県の補助により無料となります。
❷ 性感染症検査
検査項目 | セット料金 |
---|---|
クラミジア検査 |
7,150円 血液検査・性感染症検査・子宮がん検診・超音波検査 全て受けられる場合、 性感染症検査セット価格4,000円となります |
淋菌検査 | |
梅毒検査 | |
エイズ検査 |
❸ 子宮がん検診・超音波検査
検査項目 | 項目別金額 | 子宮がん検診&超音波 セット料金 |
|
---|---|---|---|
A. 子宮がん検診(頸部のみ)市内にお住まいの方 | 1,700円 | 2,800円 | |
B. 子宮がん検診(頸部・体部)市内にお住まいの方 | 2,800円 | 3,900円 | |
C. 子宮がん検診(頸部のみ)市外にお住まいの方 | 6,772円 | 7,872円 | |
D. 子宮がん検診(頸部・体部)市外にお住まいの方 | 10,842円 | 11,942円 | |
超音波検査 | 子宮チェック | 1,100円 | ― |
卵巣チェック |
※検査項目の中から”ご希望の検査のみ”お選びいただいた場合、セット料金ではなく各検査ごとの合計にて請求いたします。
★全セットでの金額 *血液オプション3項目なし 子宮がん検診は頸部のみ |
鹿児島市内にお住まいの方 15,800円 |
---|---|
鹿児島市外にお住まいの方 20,872円 | |
★全セットでの金額 *血液オプション3項目なし 子宮がん検診は体部まで |
鹿児島市内にお住まいの方 16,900円 |
鹿児島市外にお住まいの方 24,942円 | |
★全セットでの金額 *血液オプション3項目込み 子宮がん検診は頸部のみ |
鹿児島市内にお住まいの方 24,600円 |
鹿児島市外にお住まいの方 29,672円 | |
★全セットでの金額 *血液オプション3項目込み 子宮がん検診は体部まで |
鹿児島市内にお住まいの方 25,700円 |
鹿児島市外にお住まいの方 33,742円 |
※検査項目の中から”ご希望の検査のみ”お選びいただいた場合、セット料金ではなく各検査ごとの合計にて請求いたします。